
【インタビュー】「一つひとつの経験と出会いの上に今がある」A Roman 吉村京子
筋肉・内臓・神経にアタックして効率よく効果的にリンパを流す「\深部リンパ節開放/」をベースとしたエステを提供しているA Roman 吉村京子さん。mikke!の代表を務める佐々木みのりとの出会いは流山市が主催する女性向け創業スクールがきっかけ。佐々木が手探りで活動をスタートした2017年当初から、その場をフル活用しながら試行錯誤を繰り返し、いろんな悩みや喜びを共有してきました。
2020年秋、ついに住まいとは別にサロン部屋を構えることになったのに伴い、3年間在籍してきたmikke!を卒業することに・・・。時間をかけて認知を広げ、ファンを作り、最終的に自分の力できちんと集客できる人を生み出すのがmikke!の事業目的であり、吉村さんはまさにmikke!のモデルケース。
とはいえ、もちろん最初から順風満帆だったわけではありません。京子さんはどんな思いで、どんな工夫を重ねながら進んできたのか。その成長の軌跡をたどってみました。
A Roman 吉村 京子(よしむら きょうこ) |
― mikke!で活動するようになった3年前は、どんなスタートでしたか? あの頃は、まだアルバイトをしながら細々と・・・という印象がありましたけど。
京子:そうですね。とにかく手探りで、自分が提供できるものを絞り出してトライしていました。とにかく与えられた場を生かそうと、思いつく限りの工夫をしていましたね。仕事の技術は持っているけれど、仕事として成立させる方法を知らないまっさらな感じだったかなぁと思います。
― それこそ知名度もない、集客もこれからというステージにあったmikke!に(というか、佐々木みのりに)どうしてついて行こうと思われたのでしょう?
京子:スキルを持っている人とそれを必要としている人が出会う場を作ろうとしていたみのりさん。自分はスキルを持ってはいるけど、「さぁ、そのスキルをどうしたものか」と模索していたので、必然の流れといいますか。ある意味、救世主です(笑)。
仕事力や面白さ、驚くような展開、企画提案力、ライターならではのセンス、他の企業とつながれるただならぬところなどなど。ついていくというか、その「惹きつけ力」に抜ける気がないまま今に至ります。今回サロン部屋を構えることになったときも、なんとか在籍し続けようとしたのですけど、さすがに「そろそろ卒業のときですね」と優しく促されました(笑)。
― 今でこそ、イベントは満席、サロンも数か月先まで予約が取れませんが、思うように集客できなかった時期にも、ずっと大事にされてきたことってありますか?
京子:自分らしく遊び心を忘れないで、今やれることをやりきるということです。この姿勢はずっと変わっていません。
― 楽しむ気持ちがないと疲弊してしまいますよね。mikke!をベースに活動する傍ら、認知度アップ、集客力アップに向けてさまざまな工夫をされていたようですが・・・
京子:はい。レンタルスペースを借りて単独でのイベント施術を開催したり、次につながるチラシづくりを試みたり、facebookやLINE、インスタの配信で活きたサロン情報を発信したり。どれもこれも、mikke!をきっかけに学びを重ね、mikke!でのアウトプットを有効なインプットに代えながら、自分なりのやり方をたくさん見つけていきましたね。一番大事なことは「続ける、やめないこと」かな。そうしないと、見えるものも見えてきませんから。
― それにしても、いったいどうやったら毎回満席にできるの?とみなさん思っていると思いますよ。
京子:自分なりに努力していることはたくさんありますが、まず、どんなお客様が、どんな時間にご来店くださるのかを考えます。毎週mikke!に出店しながら(※契約当初は、曜日固定で毎週出店できるプランを選択して露出をアップ)、予約が入りにくい時間は別の時間に変えてみたこともありました。それこそ一度家に帰って夕飯の用意をして、また夕方に出店していたこともあります。ただ出店を続けるだけでなく、目にはみえないけれど「受けてみたいと思ってくださっているお客様」にご来店いただけるよう、自分で考えて動いた結果です。言ってみれば「根性の満席」ですよ。
― ひょいっと一足飛びに満席を実現したのではない、ということですね。mikke!は、働き方に合わせて選べる複数の契約プランがあり、出店枠の使い方も比較的柔軟に変えられるので、いろんなトライができたのではないかと。この3年間、苦しかったことはないですか?
京子:ないです。学生生活の3年間に似ているかもしれません。いろんな出来事があって、それぞれがみんな輝いている感じです。人生半ばでこんな体験ができるなんて夢にも思いませんでした。
― それはすごい!では反対に、mikke!で得たものってズバリなんでしょう?
京子:一つひとつの経験と出会いの積み重ねの上に今がある。そんな気がしています。お客様、他のプロメイトさん、委託販売されているようなハンドメイド作家さんなど、たくさんの方と出会い、その中から自分の人生にまで影響を及ぼすような出会いが山ほどありました。まさにミートアップスペースですね!
― それはうれしい言葉です。ちなみに、もしmikke!がなかったらどうしていたと思いますか?
京子:私なりにはきっとがんばっていたと思います。でも今ほどいろんなことを器用にこなせるようになっていないことは確かです。自分のサロンを持つなんてあり得なかったですね。エステの学校では施術以外の学びがあったので、いろいろな土台というか引き出しは持っていました。そこからのmikke!での学びが「予約がいっぱい」を実現させてくれる機動力になったと思います。
― オフの日はお客様としても楽しまれていますが、出店者から見たmikke!の魅力と、お客様目線で見たmikke!の魅力の両方を教えてください。
京子:いろんなジャンルの体験をしてきましたが、mikke!でやっていたから体験したものがほとんどです。ある意味「信用」というのかな。よりどりみどりでしかも気軽。お客様としてmikke!を体験することで、自分の施術やレッスン、セラピーなどに活かせる学びもあり、そこも魅力でした。
― 「卒業」の日を迎えるにあたり、今どんな気持ちですか?
京子:正直なところ、卒業っていうシステムってどーなのよって言いたいくらいですね。もちろん卒業できるくらいに成長はしたので卒業しますけど(笑)、何かその後も卒業生とミッケがつながれる仕組みをつくらないともったいなくないですか?と軽く提案しておきます。
― ご提案、ありがとうございます。たしかに、もったいないかな(笑)。せっかくなので、mikke!で活動されている方、mikke!での活動を検討されている方に向けて何かアドバイスを。
京子:思いや考えをカタチにしていくためのチャンスがたくさん転がっているので、mikke!をどう活用していくかは自分次第かなと思います。計り知れない可能性をもっているmikke!と一緒に自分をどんどん伸ばして行く勢いで。一回一回の出店を大事に、努力を積み重ねていくことで、新しい花を開かせてくれると思います。
― 最後に、これからの目標と夢を教えてください。
京子:目標は堅実に、新しいサロンでまずは3年がんばります。住まいとは別にサロン部屋を手に入れるという新しいステージが、自分に新たなヒラメキをくれる気がします。子供たちのそばで仕事をしながら生きていくという自分スタイルはそのままに、夢というか、こんなことしたら面白いだろうなという未来は思い描いています。子供たちが大人になったらやってみてもいいかな。今は夢の途中といったところですね。内緒です、フフフ。
<新生サロン「A Roman」について> 施術は時間制ではなく効果重視のメニューをご用意しているため、お時間に余裕のある日にご予約いただくのがお勧め。サロンメニューの施術は1日1名。ご予約日= A Roman は「あなたのためのサロン」です。ダイエット効果抜群!活力みなぎる「ディープリンパトリートメント」、脳からリラックスする「大人女子の美魔女フェイシャル」が人気。\深部リンパ節開放/、漢方アロマ、腸セラピーにカッサなど、学んだテクニックをふんだんに盛り込み、腕に磨きをかけてお待ちしています。 |